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電子書籍の次は電子自費出版 出版の旧型ビジネスモデルに大変革を迫るLulu(ルル)
電子書籍の次は電子自費出版 出版の旧型ビジネスモデルに大変革を迫るLulu(ルル)(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース
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電子書籍の次は電子自費出版 出版の旧型ビジネスモデルに大変革を迫るLulu(ルル)
ダイヤモンド・オンライン7月28日(水) 8時30分配信 / 経済 - 経済総合
日本では電子書籍が盛り上がりを見せているが、アメリカではそれを超えて、「電子自費出版」の波が訪れている。
電子自費出版とは、インターネットで自作の原稿をアップロードし、それが見る見るうちに書籍として出版されるというプロセスである。アマゾンはすでにDTP(デジタル・テキスト・プラットフォーム)というサービスを開始しているし、大手書店チェーンのバーンズ&ノーブルも近く「pubit!」という自費出版サービスを始めると発表している。
その中で、かなり早期からサービスを開始し、大きな注目を集めているのがLulu(ルル)である。
ルルは、書籍だけでなく、写真アルバムや音楽CD、料理本などを含めた総合出版サービスを、インターネット上で運営するサイトだ。アマゾンのDTPやpubit!と異なるのは、電子書籍に限らないこと。つまり、現在話題になっている「プリント・オンデマンド」技術を統合して、「紙」の書籍にもしてくれるのだ。
たとえば、ルルでテキスト主体の書籍を出版するには、次のような手順をたどる。まずは、テキストを作成。自伝でも小説でも旅行記でも何でもいい。何せ自費出版なのだから、誰にも文句を言われないし、誰の言いなりになる必要もない。自分が好きなものを書けばいいのだ。
テキストができると、ルルのサイトから登録をすませる。その後は、出版ウィザードに従って、本のサイズ、造本タイプ、紙の質などを選び、コンテンツをアップロードするだけだ。表紙デザインを施すサービスとの連携もあり、初めての著者でも本らしく仕上がる。
本のサイズや印刷部数によるが、たとえばペーパーバック版でポケットサイズの本を薄い40ページで製作、それを100部刷ると、出版コストは 424ドル。1部あたり4.24ドルになる。ルルのサイトには、コスト計算機もついていて、自分が出版したい本のコストをあらかじめはじき出すこともできる。
さて、その100部を自分のところへ送ってもらって、知人たちに配るというのも手だが、ルルには自費出版した本を販売するサービスもある。自費出版には、何だか胡散臭いイメージもあるのだが、こうした自費出版サイトで自分の小説を世に出したところ、売れに売れ、映画の原作にまでなったケースもある。
今や大手出版社が認めてくれなくても、こうした自費出版サイトが登竜門になって、世に出る作家もあるというわけだ。音楽ですでに起こっていることが、文学など文字の世界でも起ころうとしているのである。
ルルの販売サイトでは、書籍がカテゴリー別に分類され、そこで自分の本が掲載されるが、それ以外にも自分の店を出すような要領で、本を売ることもできる。本が2冊、3冊と増えるに従って、ルルの中の自分のページで本を売り、さらに読者コミュニティの議論も盛り上げながら、作家として活動していくのも、的はずれな夢でもないのだ。
こうしたルルの新しい出版形態に共鳴して、大手出版社から自作を引き上げ、ルルに販売と流通を移行させた大作家もいる。フォークナー賞を2度も受賞した人気作家、ジョン・エドガー・ワイドマンは、「自分の本を、もっと自分でコントロールしたい」「読者と直接つながりたい」という希望を持って、新作をルルから出版した。
初めての著者にとっても、またワイドマン氏のような大作家にとっても、ルルの共通した魅力は、印税の高さである。
ルルで販売する本では、著者が自分の取り分を自分で設定し、それにルルが販売コストを上乗せして、最終的な本の価格が決まる。だが、販売コストは 1〜2ドル程度と実に少額で、場合によっては著者の取り分は80%にもなるのだ。10%前後という、従来の印税とは大きな違いだ。すべては、インターネットによって製作コストや流通コストが大きくカットされ、さらにプリント・オンデマンドで少量印刷が可能になったことの賜物だ。
ルルには、編集やマーケティングのサービスを付加する有料パッケージもあり、またアマゾン、その他のオンライン書籍販売サイトへの販売も可能だ。自費出版が、大手出版社からの出版と引けととらないくらいに立派に遂行できるのである。
ルルを創設したのは、無料ソフトウェアのリナックスのソリューション会社であるレッドハットを創設したボブ・ヤングだ。若い頃からタイプライターのレンタル会社を経営するなど、「ユーザーにとって低コスト、だが、儲かる」というビジネス・モデルで成功してきた連続起業家である。
そのヤングが次に目をつけたのが、自費出版プラットフォームであるとは、既存の出版界が大きな変貌を迫られるのは、いよいよ時間の問題であることの証かもしれない。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/computer/electronic_books/
人はほとんどイメージで判断されますよね。
今まですごくいい事をしたり頑張ってきた人でも、何か一つ不祥事が
発覚すると、そこから悪いニュースやコメントを貰う事でその人の
イメージが変わっていきます。。真実は誰も知らないのに、、。
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電子書籍の次は電子自費出版 出版の旧型ビジネスモデルに大変革を迫るLulu(ルル)
ダイヤモンド・オンライン7月28日(水) 8時30分配信 / 経済 - 経済総合
日本では電子書籍が盛り上がりを見せているが、アメリカではそれを超えて、「電子自費出版」の波が訪れている。
電子自費出版とは、インターネットで自作の原稿をアップロードし、それが見る見るうちに書籍として出版されるというプロセスである。アマゾンはすでにDTP(デジタル・テキスト・プラットフォーム)というサービスを開始しているし、大手書店チェーンのバーンズ&ノーブルも近く「pubit!」という自費出版サービスを始めると発表している。
その中で、かなり早期からサービスを開始し、大きな注目を集めているのがLulu(ルル)である。
ルルは、書籍だけでなく、写真アルバムや音楽CD、料理本などを含めた総合出版サービスを、インターネット上で運営するサイトだ。アマゾンのDTPやpubit!と異なるのは、電子書籍に限らないこと。つまり、現在話題になっている「プリント・オンデマンド」技術を統合して、「紙」の書籍にもしてくれるのだ。
たとえば、ルルでテキスト主体の書籍を出版するには、次のような手順をたどる。まずは、テキストを作成。自伝でも小説でも旅行記でも何でもいい。何せ自費出版なのだから、誰にも文句を言われないし、誰の言いなりになる必要もない。自分が好きなものを書けばいいのだ。
テキストができると、ルルのサイトから登録をすませる。その後は、出版ウィザードに従って、本のサイズ、造本タイプ、紙の質などを選び、コンテンツをアップロードするだけだ。表紙デザインを施すサービスとの連携もあり、初めての著者でも本らしく仕上がる。
本のサイズや印刷部数によるが、たとえばペーパーバック版でポケットサイズの本を薄い40ページで製作、それを100部刷ると、出版コストは 424ドル。1部あたり4.24ドルになる。ルルのサイトには、コスト計算機もついていて、自分が出版したい本のコストをあらかじめはじき出すこともできる。
さて、その100部を自分のところへ送ってもらって、知人たちに配るというのも手だが、ルルには自費出版した本を販売するサービスもある。自費出版には、何だか胡散臭いイメージもあるのだが、こうした自費出版サイトで自分の小説を世に出したところ、売れに売れ、映画の原作にまでなったケースもある。
今や大手出版社が認めてくれなくても、こうした自費出版サイトが登竜門になって、世に出る作家もあるというわけだ。音楽ですでに起こっていることが、文学など文字の世界でも起ころうとしているのである。
ルルの販売サイトでは、書籍がカテゴリー別に分類され、そこで自分の本が掲載されるが、それ以外にも自分の店を出すような要領で、本を売ることもできる。本が2冊、3冊と増えるに従って、ルルの中の自分のページで本を売り、さらに読者コミュニティの議論も盛り上げながら、作家として活動していくのも、的はずれな夢でもないのだ。
こうしたルルの新しい出版形態に共鳴して、大手出版社から自作を引き上げ、ルルに販売と流通を移行させた大作家もいる。フォークナー賞を2度も受賞した人気作家、ジョン・エドガー・ワイドマンは、「自分の本を、もっと自分でコントロールしたい」「読者と直接つながりたい」という希望を持って、新作をルルから出版した。
初めての著者にとっても、またワイドマン氏のような大作家にとっても、ルルの共通した魅力は、印税の高さである。
ルルで販売する本では、著者が自分の取り分を自分で設定し、それにルルが販売コストを上乗せして、最終的な本の価格が決まる。だが、販売コストは 1〜2ドル程度と実に少額で、場合によっては著者の取り分は80%にもなるのだ。10%前後という、従来の印税とは大きな違いだ。すべては、インターネットによって製作コストや流通コストが大きくカットされ、さらにプリント・オンデマンドで少量印刷が可能になったことの賜物だ。
ルルには、編集やマーケティングのサービスを付加する有料パッケージもあり、またアマゾン、その他のオンライン書籍販売サイトへの販売も可能だ。自費出版が、大手出版社からの出版と引けととらないくらいに立派に遂行できるのである。
ルルを創設したのは、無料ソフトウェアのリナックスのソリューション会社であるレッドハットを創設したボブ・ヤングだ。若い頃からタイプライターのレンタル会社を経営するなど、「ユーザーにとって低コスト、だが、儲かる」というビジネス・モデルで成功してきた連続起業家である。
そのヤングが次に目をつけたのが、自費出版プラットフォームであるとは、既存の出版界が大きな変貌を迫られるのは、いよいよ時間の問題であることの証かもしれない。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/computer/electronic_books/
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