2010/09/07 (Tue) 押尾被告のアリバイ工作を暴露、昨年春に仕入れを依頼と証言

押尾被告のアリバイ工作を暴露、昨年春に仕入れを依頼と証言
　保護責任者遺棄致死など４つの罪に問われた元俳優、押尾学被告（３２）の裁判員裁判の第３回公判が７日、東京地裁で開かれた。合成麻薬ＭＤＭＡを押尾被告に譲り渡して懲役１年の実刑判決を受け、服役中の元会社役員、泉田勇介受刑者（３２）が出廷し、押尾被告のアリバイ工作を暴露した。
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　泉田受刑者は押尾被告との出会いについて「（押尾被告の）所属事務所の社員を介して知り合った」と証言。昨年春ごろから押尾被告に透明のカプセルを仕入れるように依頼されたという。泉田受刑者は当時、「『気分転換で（ＭＤＭＡを）たまにはやる』と（押尾被告から）聞いたことがある」と語り、押尾被告がかなり以前からＭＤＭＡを使用していたことを示唆した。

　続いて検察側は、昨年７月末に押尾被告が泉田受刑者に送った携帯メールの内容を公開。「アミノ酸入る？　最近夏のせいか、周りがみんなアゲアゲだわ　笑」というもので、押尾被告がＭＤＭＡを「アミノ酸」と称し、「アゲアゲ」との表現で泉田受刑者に使用感をメールしていたことも判明した。

　また泉田受刑者は、今回の事件で飲食店従業員、田中香織さん＝当時（３０）＝が亡くなる以前にも押尾被告が「『女の子とＭＤＭＡを服用してセックスしたときに大変なことになった』『女の子がゾンビみたいになっちゃった』という言い方をしていた」と証言。押尾被告が危険を察知していたことを明らかにした。

　田中さんが亡くなった直後の昨年８月２日夜、泉田受刑者は押尾被告に東京・六本木ヒルズのマンションへ呼び出された。部屋には押尾被告と元マネジャー、チーフマネジャーがいた。押尾被告は１１９番通報もせずに元マネジャーを身代わりにするか、田中さんの単独事故にするという２つの保身ストーリーを考えていたという。

　その後、押尾被告と泉田受刑者は六本木ヒルズの別の部屋に移動し、ＭＤＭＡのカプセルを処分。別れ際、押尾被告は泉田受刑者に「アッコ（当時の妻で女優の矢田亜希子）のこと、よろしく頼む」と言ったという。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/entertainment/manabu_oshio/

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