2010/08/10 (Tue) 小林可夢偉、非力なマシンで実力を発揮

小林可夢偉、非力なマシンで実力を発揮
　Ｆ１世界選手権シリーズで今、小林可夢偉（ＢＭＷザウバー・フェラーリ）が存在感を示している。非力なマシンで再三の入賞を果たし、チャンピオン経験者をも抜いてみせた走りに、関係者も熱い視線を送っている。

　 ［フォト］ 誇り胸に最高峰に挑む小林可夢偉

　「今はレースをするのが楽しい」。シリーズの夏休み中に帰国した２３歳の小林は、笑顔で話す。

　６月２７日、欧州ＧＰ決勝。クラッシュによるセーフティーカー先導で各車がタイヤ交換のピットインを行う中、１８位発進の小林はコース上にとどまり３位に浮上。終盤まで後続を抑えたうえ、自身のタイヤ交換後には元王者のフェルナンド・アロンソ（スペイン＝フェラーリ）ら２台をコース上で追い抜く圧巻の走りを見せた。その後もハンガリーでは２３番手発進から９位に入賞するなど、高い能力を示している。

　昨季終盤の２戦にトヨタから代役出走し好走。トヨタの撤退を受け、名伯楽として知られるペーター・ザウバー代表からのオファーを受け、現チームから初のフル参戦を果たした。シーズン序盤はマシンの信頼性不足から４戦連続リタイアと苦戦を喫したが、技術監督の交代で徐々に向上。マシンの能力では１２チーム中８〜９番目だが、そんな非力なマシンでも実力を発揮し始めた。

　欧州ＧＰ後にザウバー代表は「可夢偉と契約したのは正しかった」と喜び、欧州の関係者が小林に向ける目も一気に熱くなった。「この調子で好成績を残せれば、多くのトップチームが争奪戦を演じるだろう」とは、元チーム代表のエディ・ジョーダン氏だ。

　１０月の日本ＧＰ（１０日決勝、三重・鈴鹿サーキット）は小林にとって国内で７年ぶりのレース。「日本でＦ１を盛り上げるために、日本ＧＰではいいレースをしたい」。今から気合を入れている。（只木信昭）
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/sports/kobayashi_kamui/

人に前世があるって信じますか？
私はどちらかというと非科学的なものは信用していません。
でも前世や来世があると思った方が気持ち楽に生きられるのは
確かですね。人が苦しみを和らげる為に作った概念ではないかと
私は考えています。


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