2010/06/30 (Wed) 元気なオスを見ると健康なヒナが誕生

元気なオスを見ると健康なヒナが誕生
元気なオスを見ると健康なヒナが誕生(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト) - Yahoo!ニュース












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元気なオスを見ると健康なヒナが誕生
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト6月30日(水) 14時43分配信 / 海外 - 海外総合







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フサエリショウノガンの成体（資料写真）。(Photograph by Adeline Loyau UFZ/CNRS)





　自らの器量を誇示する魅力的なオスを見ることでメスの鳥は多産になり、生まれてくるヒナも健康になるという最新の研究が発表された。この新発見によって交配における誇示行動の重要性が明らかになり、絶滅が危惧される鳥類の繁殖プログラムの改善につながる可能性があるという。

　フランスのムリにあるフランス国立科学研究センター（CNRS）生態学研究所のアデリーヌ・ロヨー氏と、モロッコにあるアラブ首長国連邦野生生物繁殖センターのフレデリック・ラクロワ氏が率いる研究チームは、アフリカ北部からアジア西部の砂漠に住む砂色の鳥フサエリショウノガンの交尾の成功率を調査した。この鳥は国際自然保護連合（IUCN）の絶滅危惧種レッドリストで「絶滅危惧II類（危急）」に分類されており、野生では絶滅の危険性が高いと考えられている。

　フサエリショウノガンのオスはメスに求愛する際、のけぞるようにして首の白い羽を誇示しながら円を描いて走る。健康な、つまりメスにとって魅力的なオスほど何周も走り続けることができ、休む回数も時間も少ない。

　実験は、フサエリショウノガンのメス90羽にほかの鳥を見せた後に人工受精するという方法で行われた。すべてのメスのうち、30羽には健康なオスの誇示行動を、次の30羽には健康状態の悪いオスの誇示行動を、残る30羽には誇示行動をしないメスを見せた。

　健康なオスのダンスを見たメスが産んだ卵には、弱々しいダンスやメスを見たメスが産んだ卵と比較して、成長に関係するホルモンであるテストステロンの量が約2倍含まれていた。テストステロンは、オスとメスどちらの場合でも骨密度の上昇や筋肉量の増加と関係があるとされている。

　さらに、ヒナがかえった卵の数は、ダンスに刺激を受けたメスの方がほかの2グループのメスよりも多かった。人工授精では精液の入った小瓶をランダムに選んだため、精子の質は影響を与えていない。質の高いダンスを見たメスに質の低い精子を受精させた場合も、産まれた卵にはほかのグループの卵よりテストステロンが多く含まれていた。

　同じくフランス国立科学研究センター生態学研究所の生物学者で、今回の研究には参加していないディルク・シュメラー氏は、繁殖センターの配置をほんの少し変えるだけで、その施設の保護下で育ったヒナの質を劇的に改善できる可能性をこの研究結果は示していると指摘する。「多くの場合、メスとオスは別々に飼育され、互いを見ることはない。しかし、メスとオスをそれぞれ1列に並べて互いを見ることができるようにすれば、ヒナの体質が向上する可能性がある。そのようなヒナが野生に戻されれば、従来の方法で繁殖したヒナに比べ、生き延びる可能性は格段に高くなるはずだ」。

　この研究は、「Proceedings of the Royal Society B」誌オンライン版で2010年6月10日に公開された。

Ker Than for National Geographic News

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最終更新：6月30日(水) 14時43分









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http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/life_on_earth/

風邪を引きやすい季節です。くしゅん、、、！
病気になったら、ああ、健康が一番だなって思うんですけどね、、。
健康になったらそんな気持ちはすぐ忘れる、、。
馬鹿な私、、、、。

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