2010/06/26 (Sat) 恥も外聞もなく 勝ちに徹したスペイン

恥も外聞もなく　勝ちに徹したスペイン
　欧州王者としての恥も外聞もなかった。立ち上がりから飛ばして疲れ切ったチリ選手の足が止まると、リードしていたスペインはあえて攻めず、いたずらに横パスやバックパスを繰り返した。

　序盤からチリの激しいプレスと鋭いカウンターに悩まされた。

　だが、前半２４分、ペナルティーエリアの外まで飛び出してフェルナンドトレスの突進を防いだ相手ＧＫのクリアしたボールがビリャの元に。ビリャは無人のゴールに素早くけり込み、幸運な形で先制点が入った。

　これで流れが変わった。「難しい時間帯だったが、落ち着けた」とデルボスケ監督。すると、同３７分には太もも痛から復帰したイニエスタが持ち前の創造力あふれるプレーで追加点。中盤の深い位置でこぼれ球を拾ってフェルナンドトレスとのワンツーで前線に侵入し、今度はビリャにボールを預けて、戻ってきたところを鮮やかに突き刺した。

　「誰がゴールを決めたかなんて問題じゃない。自らの手で１次リーグを突破したんだ」とイニエスタ。らしくない終盤の“時間つぶし”にも、デルボスケ監督は「勝って通過できれば何でもいい」と強調した。

　前向きに解釈すれば、勝負に徹した。しかし、美しくない形で、スペインは１６強に進んだ。（北川信行）
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/sports/fifa_world_cup_group_h/

私は子供の為に生きてますよ。
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